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 Days  時事評論

 2004.12.06 更新 「個人投資家フォーラムもついに東京で最終!」


 テクニカルアナリストの木村喜由さん、ならびに株式トレーダーの若林史江さん、ラジオ日経記者の和島英樹さんとのラジオ日経主催「個人投資家フォーラム」も、既に名古屋・大阪の日程を終え、残すところ12月18日の東京のみとなりました。
 
 投資家の方々もとても熱心だし、木村さん、若林さん、和島さんはどなたも非常に話題が豊富。本当に楽しく仕事をさせてもらってきたので、次回が最後というのはとても寂しい気がします。普段、独り喋りが得意な私にとっては、パネルディスカッションという形式も新鮮。4人の息が合ったところを、最後の東京証券会館で多くの方に見て、聞いていただきたいと思っています。

 ちなみに、今月は16日に大阪であるじゃんマネーセミナー、24日に東京証券会館で株式新聞セミナーも予定していますので、どしどしご応募くださいますようお願いします。

 基本的には、日本経済そして日本株の明るい未来について、できるだけわかりやすくお話しをさせていただくつもりです。ここで、簡単に当面の見通しについて、以下に触れておきますので、よろしければご一読ください。

世界の過剰流動性(金融緩和によって供給された膨大なマネー)は、いま非常にわかりやすい形で還流している。
 04年の4〜5月に日本株を利食いしたマネーは、行き場を捜し求めた挙句にNY市場へ流れてWTIを1バーレル=55j(55がフィボナッチ数列に符号するのは偶然か?)まで持ち上げた。後に、その資金は金やユーロ、欧州株に向かい、11月末の海外ファンドの決算を機にいま再びポジションの組み換え作業に入っている。

 次なる獲物の有力候補は、おそらく、半年ほど割安状態に放置された日本株ということになろう。03年4月以降の急激な上げピッチを考えれば、半年という調整期間は長くはない。巷では06年3月期も全産業ベースの上場企業業績は増益になるとの見通しがなされはじめ、バブル期以来の4期連続増益が視野に入ってきている。まして、半年間も上値が重い展開が続いた結果、信用取引の売り残高は02年の空売り規制導入以来の最高を記録している。いまだイールドスプレッド(長期債の利回り―予想株式益回り)がマイナス4%前後を彷徨っている状態の日本株に目を向けない理由を考えるのは、結構シンドイのではないだろうか。

 
 そろそろ調整十分かつ上昇エネルギーが蓄積した日本株を狙う場合のポイントは、やはり堅調な個人消費の行方。上場企業の今冬のボーナスは2年連続の増加となり、これは来年度の定昇・ベアにもつながる。ある程度、懐に余裕のできた人々が買いたいと思うモノの筆頭は、買いたいと思う価格に実勢価格が近づいてきた大型画面の液晶やPDPを搭載したテレビ、DVDレコーダー、そして最新機能を携えた携帯型ゲーム機器などとなろう。

 既に人気沸騰中の任天堂「ニンテンドーDS」やソニー「PSP」、大画面テレビのすべてに共通するのは液晶パネル。どうやら、そのすべてに液晶を供給しているのは言わずと知れたシャープであり、どれが売れても収益が上がる構図である。

 シャープの株価は04年4月以来、一貫して下げ基調にあったが、その最大要因は「下げれば下げるほど信用の買い残が膨らみ、それが上値の重石になってしまったこと」だというから優良企業もツライ。ただし、いまその信用期日を迎えていることも見逃してはならない。